RPG Magic/D&D

mtg

概要

 マジックでRPG体験ができるゲームを作った。
ルールブック・カードと 「君は」、「君たちは」で始まるソーサリー、インスタント群 を使ってみたかった。
 応用してD&D以外のマジックのカードで遊ぶのも面白いかもしれない。

遊び方

 二人で遊ぶ。参加者はプレイヤーとダンジョン・マスター(DM)に分かれる(マジックのルール上はDMもプレイヤーとして扱う)。
 基本はマジックのルールで進行する。ただし

  • DMの先攻
  • 初期手札は0枚
  • 墓地は共用
  • ドロー・ステップを飛ばす。
  • 次のデッキを使用する。

デッキレシピ

ヒーロー・デッキ

 主人公たち。ここではフォーゴトン・レルム探訪、バルダーズ・ゲートの戦いのルールブック・クリーチャー群から相応しいレジェンドを選出した。
 ヒーロー・キューブからランダムに4枚をヒーロー・デッキにする。
 ゲーム開始時、プレイヤーはヒーロー・デッキからランダムに1枚を戦場に出す。
 ヒーローがプレイヤーのコントロールや戦場を離れたとき、プレイヤーはヒーロー・デッキ からランダムに 1枚を戦場に出す。
 戦場にプレイヤーがコントロールしているヒーローがいなく、かつヒーロー・デッキにカードが存在しないとき、プレイヤーはゲームに敗北する。

ヒーロー・キューブ

イベント・デッキ

 フォーゴトン・レルム探訪、バルダーズ・ゲートの戦いの「君は」、「君たちは」で始まるソーサリー、インスタント群。
 プレイヤーは1ターンに一度、インスタント・タイミングでイベント・デッキからランダムに1枚をマナ・コストを支払わずに唱えてもよい。

エネミー・デッキ

 ここではフォーゴトン・レルム探訪、バルダーズ・ゲートの戦いのルールブック・クリーチャー群と、ルールブック・カードになってはいないがD&Dの代表的なカードから相応しいエネミーをピックした。
 DMは自分のターンに一度、ソーサリー・タイミングでエネミー・デッキからランダムに1枚を戦場に出してもよい。

ドロップ・デッキ

 エネミーを倒したらドロップ品を手に入れられるのもファンタジーRPGの醍醐味だ。
 D&D関係だけでは物足りないからマジックから歴代の名アーティファクトを拝借してきた。ドロップ・デッキには 宝箱やミミックをはじめ、石、薬、装備コストの軽い装備品、小サイズのクリーチャーなどが適している。
 あとはドロップの代わりに道が開ける演出で土地も採用した。特に基本土地は君は林に差し掛かった/You Happen On a Gladeのサーチ先になる。
 エネミーが戦場に出たとき、ドロップ・デッキの上から1枚を裏向きのまま追放する。エネミーが戦場を離れたとき、それをプレイヤーのコントロール下で戦場に出す。それがパーマネント・カードでない場合、マナ・コストを支払わずに唱える。
 ドロップ・デッキはプレイヤー、DM両者のライブラリーを兼ねる。

所感

 このゲームのポイントは何といってもイベント・デッキの存在だろう。エネミーはDMターン毎に湧いてくるのに対しヒーローは孤独に戦わなければならない。ドロップ品に頼ろうにも弱いクリーチャーはブロックしてくれないし、厳しい。
 イベント・デッキはそんな状況を打開してくれる。ブロッカーをすり抜けられるモードは多いし、
君は二匹のゴブリンを見つけた/You See a Pair of Goblins
でゴブリンを仲間にしたり、
君は林に差し掛かった/You Happen On a Glade
で冒険を続けて土地を持ってきたり、
君は川にたどり着いた/You Come to a River
で流れに逆らいエネミーをバウンスすればドロップ品が手に入ったりで戦場が充実してくる。
 DMもエインシャント・ドラゴンの攻撃がひとたび通れば戦場を一変させられるから、案外一瞬で戦火が広がり、重要局面を迎える。

クライマックス

 例えばこのリストで何度かプレイしていると、かなりの割合でプレイヤーが勝つことに気づく。 イージーゲームに慣れてきたら、「1ゲームに何度か、DMはクライマックスを宣言し、追加でエネミーを戦場に出してもよい。その回数は予め取り決めておく。」とし、よりハードなゲームに挑戦しよう。

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